水虫は皮膚真菌感染症の一つです。カビによる感染症です。
日本人の5人に1人が水虫にかかっているといわれています!
かゆみがある場合や、カサカサがひどくなること、指の間が白くなること、水ぶくれができることもあります。水虫は角質(アカのことです)が大好物で、これを食べて増えていきます。
足の裏だけでなく、指の間、体や顔、爪にもうつることがあります。バスマットやバスタオルから感染することがあります。
家族の中に水虫の人がいる場合は家族ぐるみで治療し予防することが大切です。水虫を放置すると、皮膚に細菌による感染症を起こし、足が腫れていたくなることがありますので注意が必要です。
水虫かどうかは、皮膚のむけている角質を少しとって顕微鏡ですぐに調べることができます。受診前に、市販の水虫の薬をつけてしまうと検査で水虫が見つけられなくなることがありますので、まずは皮膚科を受診し検査をしましょう。
治療は外用薬で行いますが、症状がとれてすぐつけるのをやめると再発します。2か月くらい外用する治療がおすすめです。
爪白癬(爪の水虫)
爪に水虫ができると爪が白くなったり黄色くなり、厚いぼろぼろの爪になります。爪の治療は半年以上かかることがあります。外用薬や飲み薬で治療できますがかなり難治の場合もあります。当科では厚い爪を削ったり、爪水虫をレーザーで治療することもあります。