ウイルスや薬物などに対する免疫アレルギー反応によって生じる皮疹です。四肢末端伸側や顔面に好発します。
典型的な症例では、弓矢の的のような赤みが2~3日間続けて出現し、1~2週間で消退します。何度も再発を繰り返すこともあります。
治療
・抗アレルギー薬の内服とステロイド外用薬などで治療します。
・重症例ではステロイドの内服や入院が必要なこともあります。
・改善するまでは2~3週間ですが、個人差があります。
口唇・口腔粘膜、眼結膜病変、陰部・尿道粘膜病変などの粘膜病変を呈するものは危険なこともあります。Stevens-Johnson症候群ともよばれ、熱が出て、口腔粘膜の水疱がみられ、皮膚が破れます。眼は結膜炎をおこし、時に後遺症として失明することもあります。多くは発熱を伴います。呼吸器症状や腎症状を伴う事もあります。
熱が出たり、眼や口唇の症状が出たり、赤みが増えてきたらすぐに受診してください。
1)感染症(単純ヘルペス、マイコプラズマ、肝炎ウイルス、サイトメガロウイルス、溶連菌などの細菌、非定型抗酸菌など)
2)薬剤や食べ物
3)悪性腫瘍
4)自己免疫疾患や膠原病