結節性紅斑

下肢に好発する痛みを伴う赤いしこりが急に出てきます。

多くは発熱(39)・咽頭痛・倦怠感・関節痛などの感冒様症状が先行します。

春と秋に好発します。

多くは細菌や薬剤などに対するアレルギーが考えられていますが、内科的な疾患が原因で発症することがありますので詳しい検査が必要な場合もあります。

数週間の経過で、色素沈着としこりを残して治癒しますが、繰り返すこともあります。急性型(26週間で消失)と慢性型(数か月)があります。

治療

・安静が第一です。

・痛みや腫れがある場合には消炎鎮痛剤や抗菌薬の内服

・ヨウ化カリウムが奏功することがあります。

・全身症状が強いときはステロイドの全身投与が必要です。

経過

・26週で自然消退します。

・ベーチェット病などの基礎疾患がある場合、再燃を繰り返すことがあります。

原因

1)感染症(細菌、マイコプラズマ、結核など)

2)薬剤(サルファ剤、経口避妊薬、ヨード剤など)                     

3)内科的疾患(ベーチェット病、サルコイドーシス、潰瘍性大腸炎、クローン病など) 

4)悪性腫瘍(悪性リンパ腫、ホジキン病など)

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