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にきび(尋常性ざ瘡)

にきびは13歳頃に発症し、高校生頃にピークを迎え、その後軽快していきます。

多くの人が経験する疾患ですが、生活の質に影響を与え、あとからにきび跡が目立つ場合もあるので、早期から積極的治療が必要です。

にきびの原因にはストレスによるホルモンバランスの乱れ、皮膚のバリア機能の低下、乾燥肌、間違ったスキンケア、不規則な生活、便秘、月経など様々なものがあります。また、20歳以降の女性で難治の場合は婦人科疾患が原因のこともあり注意が必要です。

にきびは、皮脂の分泌亢進と毛穴の閉塞で起こる面皰(めんぽう)に始まります。面皰内でにきび菌が増殖し、赤にきびや膿などの炎症が起こります。

治療薬はここ10年ほどで、次々と新しい治療薬が登場してきました。新薬の登場によってこれまでアプローチできなかった症状に対応できるようになりました。また皮膚科学会によるガイドラインも作られました。ガイドラインでは初期から積極的な治療を行い、その後維持療法に移行することが推奨されています。そしてざ瘡瘢痕の形成を抑制することが必要になります。

最近では、抗菌薬治療による薬剤耐性菌の増加が問題になってきており、長期間の抗菌薬の使用は避けなければなりません。アダパレンや過酸化ベンゾイルは耐性菌を生じる恐れがなく、維持療法にも適しています。治療薬は皮膚に刺激になることが多く、使い方に工夫が必要です。

胸や背中のにきびは、マラセチアという菌が関係していることがあり、通常のにきびの治療では改善しないことがあります。また固いしこりができるタイプや大きく腫れるタイプのにきびに対しても通常の治療では反応しません。そのようなにきびに対しては、当院では抗真菌や漢方薬、ケミカルピーリング、レーザー、局所注射、手術などを行っております。

治療について

抗菌薬(外用と内服)

抗菌外用薬(塗り薬)

耐性菌の出現リスクを回避するために適正使用が重要です。長期使用は避けて、炎症がある部位にだけ塗布します。

内服薬(飲み薬)

赤いにきびや膿がある炎症期に使います。内服薬は炎症に対して有効ですが、抗菌薬耐性が誘導される懸念があるため3カ月以上は使わないほうが良いとされています。薬剤耐性を回避するために、過酸化ベンゾイルの外用を併用します。

過酸化ベンゾイル(ベピオⓇ、デュアックⓇ、エピデュオⓇ)

抗菌作用と角質融解作用を持ち、炎症にも面皰にも有効です。炎症期には抗菌薬などと併用し、維持期には過酸化ベンゾイルとアダパレンを使います。

アダパレン(ディフェリン®)

面皰改善効果が主な作用です。また、面皰の前段階である微小面皰も抑制します。

アダパレンは皮膚の刺激症状を伴うことが多く、8割の患者さんが何らかの皮膚の刺激症状を訴えます。皮膚の刺激症状は開始後2週間でピークになりますが、続けることで軽減してくる特徴があります。

皮膚の刺激症状を回避する目的で保湿剤を併用したり、外用後30分くらいで洗い流す方法などがあります。

アダパレンの抗炎症作用の発現には2~3か月の期間を要します。にきびの炎症が起きていない微小面皰に対しても治療を行っておくことが重要です。正常に見える部位であっても塗布しておくことが面皰形成の抑制や炎症性にきびへの進展を予防することにつながります。

その他の治療

当院で可能な他の治療について

当院では、標準的な治療の他に、

① 漢方薬

② ビタミンC外用液

③ アゼライン酸含有外用薬

④ イオウ製剤外用

➄ レーザー治療

・治りにくい赤にきび:レーザーフェイシャル 50ショット 3300円

・赤いにきび痕:ノ―リス 10ショット 6600円

➅ ケミカルピーリング:顔 3300円~7500円(範囲によって異なります。)

などのにきびに対する総合的な治療が可能です。

ケミカルピーリング

当院ではにきびや毛穴のつまり、黒ずみにサリチル酸マクロゴールによるピーリングを行っています。このピーリングはトラブルが少なく、高い効果があるといわれています。個人差はありますが、1か月に1回の治療を4~5回行います。痛みはほとんどなく、肌が弱い方でも治療を受けることが可能です。ピーリングの効果として、にきび・毛穴のつまりやすい肌質の改善、くすみや肌荒れの改善が期待できます。ピーリング後には、しみやにきび予防の効果があるビタミンCローションやトラネキサム酸ローション、強力な抗酸化作用があるアスタキサンチン配合ジェルを塗布し、30分ほどで施術が終わります。

にきび痕

にきびが治った後も、にきび痕が残ることがあります。これはニキビで医療機関を受診せずに自分で治療した場合や、医療機関で治療開始が遅れてしまうことも原因の一つです。にきび跡の治療は非常に難しく、そうならないように早期に治療が必要です。当院ではにきび跡をつくらないよう予防する治療のほか、にきび跡に対してもフラクショナル炭酸ガスレーザーやピコレーザーなどで治療をおこなうことが可能ですので、ご相談ください。

 

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受付終了時間を早める場合があります。電話での診療予約はできません。

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順番予約について

当院ではWebでの順番予約を導入しております。来院前に予約を取り、順番が近づいたらお越しください。初診の方でもご利用できます。電話での診療予約はできません。

帯状疱疹ワクチン

日本人の約3人に1人が80歳までに帯状疱疹を経験すると推定されています。ワクチン接種により帯状疱疹の発症予防ができます。また、神経痛への移行を減らすことが可能です。50歳以上で接種が可能です。

詳細はこちらへ

ケミカルピーリング

当院ではにきびや毛穴のつまりなどにサリチル酸マクロゴールによるピーリングを行っています。このピーリングはトラブルが少なく、高い効果があるといわれています。

脱毛レーザー

当院では予約制でレーザー脱毛を行っています。医療レーザー脱毛のゴールドスタンダードのシネロン・キャンデラ社のGentleMax Pro®を使用しています。2波長を使い分けることができるので、ひとりひとりの肌質、毛質に合わせた安全な医療レーザー脱毛が可能です。

往診

当院では通院が困難な患者さんには往診も行います。当院から半径3km以内が原則ですが、まずは電話でご相談ください。

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受付終了時間を早める場合がございます。ご了承ください。


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