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アトピー性皮膚炎

かゆみのある湿疹が左右対称性に生じ、良くなったり悪くなったりを繰り返す疾患です。

家族にも似たような皮膚炎が生じたり、気管支喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー性疾患が合併することがあります。

患者さんの皮膚では「バリア機能」が低下しているため、外部からの刺激を受けやすく、アレルギーの原因物質や細菌などが容易に侵入しやすくなっており、炎症が起こりやすくなっています。皮膚に「何かが入ってきた」と集まってきた免疫細胞と結びつき、アレルギー性の炎症を起こす物質を作り、アトピー性皮膚炎の炎症を引き起こします。さらに、バリア機能が低下していると痒みを感じる知覚神経が皮膚の表面まで伸びてきて、ちょっとした刺激でも痒みを感じやすくなり、掻か いてさらにバリア機能が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。一方、健康な皮膚には抗原刺激に負けないバリアがあるため、アトピー性皮膚炎を引き起こすさまざまな因子に囲まれていても、何事もなく暮らすことができるのです。

また水分が蒸発し、皮膚が乾燥してしまいます。保湿因子にかかわるフラグリン遺伝子の異常が日本人のアトピー性皮膚炎の患者さんの約30%に見られるという報告があります。フィラグリンは角層(あか)の中に作られる天然保湿因子をつくるために必要なものです。フィラグリンが正常に働かないと、水分を保持する役割を持つ天然保湿因子も作られなくなり、角層はもろくなり、かさかさ肌になってきます。

アトピー性皮膚炎は遺伝的要素(体質)も含んだ様々な原因が重なり合って起こる皮膚の病気ですので、根治させる万能の治療法は見つかっていません。しかし幼少期に発症した場合、ほとんどが中学生ころまでに治ってくることが知られています。思春期ころから発症した場合には、60%くらいが改善することも知られています。

治療目標は、症状をよい状態にコントロールすることです。そして日常生活に支障がない状態にすることです。そのために、患者さん自身が積極的に治療に取り組むことも必要です。

治療

保湿やスキンケアを十分に行い、症状を悪化させる原因(ダニ、環境、食事、汗、ストレスなど)を考えていきます。原因検索や皮膚の状態を評価するために血液検査を行うことがあります。また、皮膚の状態にあわせて外用薬や内服薬、漢方薬で治療していきます。難治の場合は光線療法や免疫を調整する注射薬で治療を行なっていきます。

悪化の原因

乳幼児では食事が関係していることがあります。それ以上の年齢では、環境のアレルギー物質(ダニやほこりなど)が関係しているといわれています。また掻くことやストレス、汗、シャンプーや石鹸などの化学物質による刺激なども悪化の原因になります。

アトピー性皮膚炎の治療プログラム

当院での治療方法

   視診や触診、アレルギー検査によって現在の皮膚の状態と病勢を把握します。

   他のアレルギー疾患の合併がないかを把握し、周囲の環境で悪化因子を話し合います。

   治療は様々なものがありますが、一人一人の症状や環境、好みに合わせた治療法を相談しながら決めていきます。そして最終的には、病気のことを自分で理解し、自分で治療ができるようになっていただきたいと思います。自分で判断して治療ができるようになることがとても大切だと考えています。

そして、わからないことや心配なことがなくなるように話し合います。

アトピー性皮膚炎と汗

汗はアトピー性皮膚炎の悪化因子でしょうか?汗をかくと悪化するという患者さんは多くいます。しかし、多湿のところに住んでいる人は、フィラグリンの遺伝子異常があってもアトピー性皮膚炎にはなりにくいことが知られています。それは、皮膚の水分量が多くなるからとも考えられます。また、アトピー性皮膚炎の患者さんでは発汗が低下しているといわれています。しかも過剰な発汗があり、汗が真皮に漏れることにより、汗の漏れによるアレルギーが生じると考えられています。汗をかいたらすぐに水で濡らしたタオルなどで体をふくことやシャワーを浴びることで悪化を防ぐことができます。汗には天然保湿因子である乳酸ナトリウムや尿素を豊富に含んでいます。また 汗は能動的な生体防御に関わり、汗には抗菌ペプチドが多数含まれています。また、汗にはアレルゲンを失活する作用も期待できます。

汗はかかないよりかいたいたほうが皮膚には良いのですが、かいた汗を放置することは皮膚炎の悪化につながります。

 
汗対策を視野に入れた外用方法として以下のことが推奨されています。
①汗をかかないところにはヒルドイドクリームを塗布する。ヒルドイドは発汗を促す作用があります。白色ワセリンはその作用はありません。
②汗をかくところにはステロイド軟膏が良い。ステロイド軟膏には発汗抑制があります。
 
発汗のためには多湿や高温より足浴が良いといわれています。入浴して発汗を促すことも重要です。

アトピー性皮膚炎と食物アレルギー

小児の食物アレルギーの多くはアトピー性皮膚炎を併発します。
原因を除去することで皮膚が改善する場合があります。
皮膚炎があると食物が経皮感作され、食物アレルギーになることがあります。
皮膚炎が治りにくい場合は、食物アレルギーを疑い検査が必要なこともありますが、不必要な除去食は避けなければなりません。

アトピー性皮膚炎の合併症

アトピー性皮膚炎の合併症としていくつかの感染症が知られています。バリア機能の低下によると考えられます。
① 湿疹の二次感染(伝染性膿痂疹=とびひ)
② 皮膚ウイルス感染症
・カポジ水痘様発疹症(ヘルペス)
・伝染性軟属腫(水いぼ)
・尋常性疣贅(いぼ)
③ 眼症状(白内障・円錐角膜・網膜剥離(裂孔原性)など)
④ 円形脱毛症

プロアクティブ療法

プロアクティブ療法とは、短期間、集中的にステロイドなどの抗炎症剤外用によって寛解を得たのち、ステロイドやタクロリムス軟膏を週に2回、皮疹のあった部位に外用し、同時に全身に保湿剤の外用を連日行う維持療法のことです。保湿剤だけ塗っているより再燃率が低いといわれています。症状が改善した後も保湿剤だけでなく、たまにステロイドやタクロリムス軟膏をつけることが再発や悪化を防ぐ意味で重要です。

治療

外用薬

皮膚のバリア機能低下による皮膚の乾燥症状に対して保湿剤を使用します。かゆみが改善する他に皮膚炎の再燃を予防します。皮膚炎の治療としてはステロイド外用薬とタクロリムス軟膏を使います。2020年の7月頃からは、これまでの治療とは全く異なる非ステロイド系の新薬であるJAK阻害薬の軟膏が使用可能になり、アトピー性皮膚炎の新たな選択肢として期待してされています。

抗アレルギー薬内服

かゆみを抑えるために、外用薬の補助的な役割があります。皮膚炎を抑えるためには単独では効果がありません。外用薬をしっかりと塗る必要があります。

漢方薬

いくつかの漢方薬を皮膚炎の状態に合わせて使い分けます。

免疫を調節する内服薬

かゆみを起こす物質を抑制する働きがある免疫抑制薬を内服します。16歳以上に使用できます。

紫外線治療

ナローバンドUVBやエキシマライトを照射します。これらの治療により、皮膚炎を起こしている細胞が病変部から減っていったり、かゆみを起こす神経が皮膚の表面に伸びてくるのを防ぎます。

生物学的製剤

難治例には2週間に1回の注射が非常に有効です。その代表がデュピクセント®です。

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当院ではWebでの順番予約を導入しております。来院前に予約を取り、順番が近づいたらお越しください。初診の方でもご利用できます。電話での診療予約はできません。

帯状疱疹ワクチン

日本人の約3人に1人が80歳までに帯状疱疹を経験すると推定されています。ワクチン接種により帯状疱疹の発症予防ができます。また、神経痛への移行を減らすことが可能です。50歳以上で接種が可能です。

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ケミカルピーリング

当院ではにきびや毛穴のつまりなどにサリチル酸マクロゴールによるピーリングを行っています。このピーリングはトラブルが少なく、高い効果があるといわれています。

脱毛レーザー

当院では予約制でレーザー脱毛を行っています。医療レーザー脱毛のゴールドスタンダードのシネロン・キャンデラ社のGentleMax Pro®を使用しています。2波長を使い分けることができるので、ひとりひとりの肌質、毛質に合わせた安全な医療レーザー脱毛が可能です。

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当院では通院が困難な患者さんには往診も行います。当院から半径3km以内が原則ですが、まずは電話でご相談ください。

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